利他の心で ~3学年揃った最後の全校朝会~
2月28日(金),全校朝会を実施しました。
【校長先生の話】
今日は3学年が揃う最後の全校朝会です。
本日もたくさんの表彰がありました。重富中学校の生徒が各方面で活躍していることを嬉しく思っています。また,3年生の中には,来週の公立高校入試に向けて一生懸命頑張っている生徒がたくさんいます。ぜひ最後までやりきってください。
今日は,京セラの創業者である稲盛和夫さんの「利他の心」について話をします。
私たちの心には「自分さえよければいい」と考える『利己の心』と,「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする『利他の心』があります。
利己の心では,誰も協力してくれないし,自分中心なので視野も狭くなり,間違った判断をしてしまいます。一方,利他の心で判断するとまわりの人が協力してくれます。また視野も広くなるので,正しい判断ができます。
より良い仕事をしていくためには,自分だけのことを考えて判断するのではなく,まわりの人に対する思いやりをもった「利他の心」で判断をするべきです。
「情けは人の為ならず」ということわざを知っていますか?
このことわざは,「情けをかけることは,結局はその人のためにならない。だからすべきでない」という意味だと思っている人が多いようです。しかし,本来の意味は,「人に情けをかけておくと,巡り巡って自分に返ってくる」ということです。
私はこれまで,「自分の言動が自分に返ってくる」という経験を何度もしてきました。「誠実に行動することの大切さ」を伝えたいです。みなさんもぜひ考えてみてください。